iPhoneの故障は、毎日様々な状態で修理ご希望のお客様がご来店されます。

そんな中でも一際大きな損傷でご来店されるお客様もいらっしゃいます。

今回はそんなお客様がご来店されました。

重傷な破損

大体の方が落として割れてしまったと言う時は、高さ1～2mくらい高さからの落下によるものが多いとは思うのですが、今までご来店されたお客様でもお話聞くと結構とんでもない壊れ方をした人もいらっしゃいました。

「ビルの高層階から落としてしまった」：人が下にいなくて良かったと思います。最悪の場合はとんでもない凶器となっていたでしょうから。

「車に轢かれた」：車の中から落としてしまったり、気づいたら横断歩道の上で落としてしまっていて轢かれたなど、年に数回はご来店がある案件ですね。

「失くしたと思ったら折れ曲がって返ってきた」：誰かのいたずらでしょうが、迷惑な話です。

「ゾウに踏まれた」：さずがにコレはまだないですね。

とまあ、形状が大きく変化してしまう程の破損は、復活するかどうかは修理を行ってみてになってしまいます。

iPhone6s破損

今回のお客様はお尻のポケットに入れていたのが椅子のリクライニングによって折れ曲がってしまったそうです。

流石に機種変更済みのようでしたが、データを取りだしたいとの事でした。

よくあるスマホのメモ機能にパスワード関係を保存していた方だったようで上部は少しだけ映るものの、そこから下は映りもしないし、タッチも出来ない状態。

いくつかの修理店で断られてしまったようでしたが、当店にご来店いただけましたので、画面交換で直るか試してみることにしました。

基板故障が一番怖い

iPhoneは複数のパーツの集合体です。なので壊れている箇所を交換してしまえば大抵の事は直ってしまうのですが、一番重要なのは基板（ロジックボード）になります。

ここはiPhoneの要であり、人間でいう脳みそ的な場所になります。

適切な信号が流れてなければ、正常なパーツであっても動作することはありません。

どの機種も右側に基盤が付いているので、その付近が大々的に破損していると要注意です。

iPhone6s画面交換完了

あんな状態であっても、充電は出来ますし、ホームボタンも使えています。

新しい画面はまっすぐなので、どうやっても曲がったフレームに沿って取り付けることは出来ませんが、バックアップやメモの確認は問題なく可能です。

状態もかなり運が良かったのもありました。

流石にこの状態で長く使うことは出来ないでしょうが、短時間のみの復活なら望みはあります。

フレームの曲げ直しは基盤が曲がる・折れるという観点から行うことは出来ませんが、データの為に画面交換等を試してみるだけでもいいという方、最後の砦だと思いお問い合わせお待ちしております。

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