iPhoneで音が出なくなってしまった時には「スピーカーが壊れた！」と思いがちなのですが、実は構造的にそうでない場合もあったりします。

では何が原因なのかを考えてみることにしましょう。

iPhoneのスピーカー

iPhoneには2つのスピーカーが存在します。

一つは、上に付いていて主に電話で使われる『イヤースピーカー』

一つは、下に付いていて音楽や動画などの大音量で流れている『ラウドスピーカー』

の2つです。

iPhone7以降の機種だと音楽再生時には上も下も両方から音が出るのですが、iPhone6sまでだとしたからしか音が出ないのでiPhoneを横にして耳を近づけて聞いている人もいましたね。

通話時などではスピーカーボタンを押すことでイヤーとラウドの切り替えをする事も出来ます。

iPhoneの音が鳴らない・小さい原因とは？

スピーカーまでには何個かのパーツを経由する必要があったり、音が出るまでに通る道などに異常があったりすれば、音は小さくなってしまう事も多々あります。

一目で分かるものではありませんが、鳴らない・小さい場合には以下の原因が考えられます。

①メッシュの詰まり

これが一番多い原因として考えられます。

そこまで複雑な作りとなっていないのがスピーカーになるので、例え水没したとしても壊れることは余りありません。

ですが、スピーカーの音が出る箇所のフレームや画面側・スピーカーパーツにはゴミや水が入らないようにメッシュで蓋がされています。

けれども所詮はメッシュ、網目状なことからそれよりも小さい粒であれば通ってしまいます。

それにより内部で詰まっていたり、汚れにより網目が詰まっている事で音が阻害されてしまう原因になります。

②フロントカメラやドックコネクタの破損・断線

スピーカーは単体で基板に取り付けている訳ではありません。

他のパーツがケーブルの役割を担っており、基板へ取り付けられています。

なので、そこが切れてしまっていたり、水没等で腐食してしまっていたりすると使えない事もあります。

例えばフロントカメラですが、インカメラは使えるけれども音は出ないといったこともあるので、コチラは交換してみてどうかといった内容になります。

ドックコネクタは有線イヤホンを使う時などで、壊れていると常時イヤホンモードになり、スピーカーから音が出ない事もあります。

③スピーカー自体の故障

もちろん本当にスピーカーが壊れてしまっている可能性もあります。

錆びたことで接点箇所の破損、水以外の水分の侵入による物などですね。

新しい耐水のiPhoneだとしても水没してしまう可能性は大いにあり、スピーカーだけでない故障にも繋がりやすいので要注意です。

④基板故障

これが一番厄介です。基板はiPhoneを構成する中でも最重要箇所になり、ブレイン的な所になります。

ここが壊れてしまう事で、音が出ない以前にiPhoneとして機能しなくなる可能性もあります。

またシステム的な故障、電話だけ音が出ないなどですね。普段は音が出るのに特定の条件下のみでの故障の場合などは、基盤故障などの可能性が高い内容となります。

まとめ

上記で挙げた様に、故障に関してはどれかはパッと見では分からず、分解・取り付けをしてみないことには分からない部分ではあります。

私共であれば調査・交換も可能です。お困りの際にはご相談からでも、調査でも修理でも承っておりますので、ご来店お待ちしております。

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