【行くも地獄】iPhoneにSIMカードを直挿し!【引くも地獄】
iPhoneがインターネットにアクセスするためには【モバイルデータ通信】or【無線LAN通信】or【有線LAN通信】のいずれかの方式に準拠して通信を行う必要があります。
この3種類の通信の中でもモバイルデータ通信は少々特別で、携帯電話電波キャリアが提供する通信用データが記憶されたカードを必要とします。
契約者を識別し、電話番号を与える役割も持つ通信用データの事をSIM(subscriber identity module:加入者識別器具)カードと呼びます。
最近では物質的なカードを必要としないeSIMも取り扱いが始まっています。
SIMカードが埋まった
画像はiPhoneXのSIMカード穴を拡大撮影した写真です。
穴の奥に白く見えるのがSIMカードです。
しっかり収まってしまっていますね。
つまようじの様な細い棒でも入り込めないスペースですから、触れば触るほど奥に入ります。
まさに、行くも地獄、放置するも地獄な状態です。
にっちもさっちもいかない状況を打破するためには強硬策しかありません。
埋まった地点を掘り起こす
SIMカードが埋まっている場所を取り出しました。
メイン基板にアセンブリとして組み込まれています。
穴を掘る為の穴を掘っている…
なにを書いてるかわかりませんが、もはやそんな気分です。
ここからはiPadやiPhoneの充電口に詰まった異物の取り出しと大差ありません。
ひょっこり出てきました。SIMカードが頭を出しています。
取り出す瞬間は細心の注意を払います。
SIMカードを読み込む端子を傷つければ、二度とSIMカードを読み込むことは無いでしょう。
SIMカード取り出し完了
ご依頼主都合でSIM読み込み画面は取れませんでしたが、きっちり読み込めていました。
通信も可能で、代替機からメイン機に戻る事が出来て喜んでおられました。
当店の修理や作業は、原則としてデータそのままです。
急ぎの場合やバックアップがない状態から復旧させる点では大変大きなメリットとなっております。
iPhoneの事でお困りの際はスマップル渋谷本店をご指名ください。