カメラの内側がくもってしまったときは、いくつか原因が考えられます。ほこり、水蒸気、結露など、それぞれの状況に応じてピンチ度(カメラ以外のパーツへの影響)が違います。

危機的レベルとしては、[水蒸気>結露>ほこり]と考えられます。水蒸気によるカメラのくもりが最も危険な状態であるとしているのは、iPhoneの内部に液体が侵入した可能性が高いからです。

カメラカバーガラスがくもる

カメラカバーガラス( 通称カメラレンズ)の内側には、カメラ本体が埋まっています。カメラ本体とカメラカバーガラスの間に水が入るとなると、かなり大量の水か、隙間に入りやすい気体の水ということになります。

大量の水が内部に入っている場合は蒸発して隅々に行き渡る可能性も高まります。水蒸気が原因でカメラがくもっていることは、水没による故障がすぐそこまで迫っているサインなので、非常に危険度が高いです。

水没の症状

水没したiPhoneに何が起こるかご存知でしょうか。

・FaceIDが使用できなくなる

・本体が熱をもって充電が追いつかなくなる

・WiFiやブルートゥースなどのワイヤレス通信が使えなくなる

・前触れ無くシャットダウンし、二度と起動しない

水没してしまうと修理するのも期間や費用が大きくなりがちなので、なるべく早めに対処することをおすすめします。

くもったiPhoneの中身

カメラがくもるときは水没することと関連があるという事はご理解いただけたと思いますが、実際に内部を覗いてみると、水没したことがわかりやすいように配慮されています。

画像にある赤い楕円は、もともと白い色をしているのですが、液体に触れると赤色に変色します。しっかりとした赤色がついていますので、相当な量の水が内部に入り込んだということになります。

カメラ本体はくもってない

カメラのカバーガラスはくもっていましたが、カメラ本体はどうでしょうか。実際にカメラだけを取り出しました。

画像ではわかりませんが、少しだけ水蒸気を帯びていました。しかし、ほとんどくもっていないと考えて問題ないでしょう。カメラ自体が曇るような状況であれば、もうカメラアプリを立ち上げられないか、立ち上がったとしてもカメラ部分が熱を持つような症状が起こります。

スマップル赤坂店では経験豊富なスタッフが、1件1件に合わせたご提案を行っております。カメラの曇りなども気になることがあればご相談くださいませ。