夏場の海や川、冬場のお風呂や雪。水没にはご注意を。
最近少しづつ暖かくなり、日中は上着無しでも過ごせるほどになりましたね。
春を越え、夏になると待っているのが海や川、プールなどのイベントです。なんと沖縄ではもう海開きをしたそうです。しかし、そんな楽しいイベントでも気を付けて頂きたいのが水没。でもiPhoneは防水だから大丈夫じゃないの?と思われる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな水没とiPhoneの防水性能について簡単にご紹介致します!是非、最後までお読みください!
‐iPhoneの防水性能と水没‐
まずはこちらをご覧ください。
これはiPhone内部なのですが、中に水が入ってしまっていますね。そして所々にサビが見られます。
こちらのiPhone、いわゆる水没してしまっている状態なのですが、iPhoneは防水なのになぜ水没してしまったのでしょうか。
・iPhoneの防水性能
そもそもiPhoneやその他の電子機器は、非常に水に弱いものなのです。それは皆様も何となくはご存知だとは思うのですが、昨今の電子機器、特にスマートフォンなどにはほぼ全て防水性能が備わっており、ちゃんと防水の規格まであるのです。
IPという規格なのですが、大まかにいうと「何メートルに何分間沈めても大丈夫か」というものです。
iPhoneを例に挙げてみると、まずiPhone8の場合、IPは67となっており、これは最大水深1メートルで最大30分間防水機能がありますというものです。
次に最新機種のiPhone14の最上位モデル14ProMaxではどうでしょうか。IPは68となっており、最大水深6メートルで最大30分間防水機能があるのです。数字がひとつ増えるだけでかなりの水深で耐えられる様ですね。
・防水なのに何故水没するの?
しかし、それでも何故iPhoneは水没してしまうのか。その理由は非常に簡単で、iPhoneに防水機能は備わっていないからです。
こちらをご覧ください。
これはAppleの公式ホームページでのiPhoneの機能について紹介している一部なのですが、どこにも『防水』とは表記されていません。
その代わりに『耐水』と表記されています。つまり、水に耐える事は出来ても、防ぐ事は出来ないのです。
また、iPhoneには様々な穴があります。音が出るスピーカー部分や充電口、電話をする際、耳を近づけるイヤースピーカー部分など、水はありとあらゆるその穴から侵入出来てしまうのも防水では無い理由のひとつなのです。
そしてこちらの耐水性能ですが、これは不純物の無い水に何分間耐えれるかの実験をしている為、海水やお風呂のお湯などでは実験はされていないのです。
しかし、ある程度なら多少は問題無い事でしょう。ただ、iPhoneの耐水性能はずっと使い続けていると段々と劣化し落ちていきます。
そうなってしまうと、水気は入りやすくなってしまい、その結果水没してしまう方が多いのです。
‐夏のイベントだけではない冬の水没‐
実は水没とは夏のシーズンだけではなく、一年中発生してしまうものなのです。
冬の水没で一番多いのがお風呂での水没。冬は寒いので長く入浴される方も多いのではないでしょうか。そんな時、良い暇つぶしにとiPhoneを持ち込まれる方もいらっしゃると思いますが、iPhoneをお風呂場に持ち込んでしまうのはかなり危険なのです。
シャワーや浴槽に落としてしまう可能性や、湯気だけでも十分水没してしまうのです。
今回はiPhoneの水没と防水について簡単にご紹介しましたが、この性能はあくまでも多少の雨や飲み物をこぼしてしまった際などに発揮出来るものでしょう。
自ら海水などに持ち込まれる際は十分に注意し、それでももし水没をしてしまった際は早急に修理店などに相談しましょう。
スマップル渋谷本店でも水没のご依頼を承っておりますので、水没してお困りになられましたらお気軽にご相談下さいませ。